魔子Dr.の診療日記 〜医療法人島越内科〜

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zoom RSS 七夕さま

<<   作成日時 : 2007/07/07 08:25   >>

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むかしむかし、天帝という神様が星空を支配していた頃のお話です。
天の川の西岸に、織女とよばれるたいそう美しい天女がすんでいました。
父である天帝の言いつけに従い、織女は,毎日機織りに精を出していました。
織女の織る布はとても見事で、五色に光り輝き、季節の移り変わりとともに彩りをかえるという不思議さだけでなく、丈夫で着心地も軽く、雲錦とよばれていました。
一方、天の川の東岸にはとても働き者の牛飼い、牽牛がすんでいました。
牽牛は、毎日毎日、天の川で牛を洗い、美味しい草を食べさせたりと、よく牛の面倒をみる好青年でした。


天帝は、自分の可愛い娘である織女が、年頃になっても、他の天女のように着飾って、恋を楽しむ事もなく、来る日も来る日も機織りに明け暮れていることを不憫に思い、結婚相手を探す事にしました。
帯に短し、襷に長し・・・・。
なかなか、決めかねていると、天の川の対岸で、牛の世話をしながら、チラチラと織女を気にしている牽牛が目に留まりました。
天帝は二人を引き合わせ、
「お前たちは二人はまじめによく働く。牽牛よ、私の娘、織女と夫婦にならぬか?」
牽牛はとてもびっくりしましたが、今までずっと憧れていた織女と一緒になれる事が嬉しくて、
「天帝さま、私のような者には身に余る、夢のようなありがたい話です。ありがたくお受けさせてください。」
と即答でした。
織女も、これまでから、機織りをしながらも牽牛の働きぶりを見ていて、実はお互いに相思相愛だったのです。


天帝からのお許しがあり、二人は一緒に暮らすようになりました。
二人は朝から晩まで、天の川のほとりに座って、おしゃべりばかり・・・・。


天帝も始めのうちは、新婚だからと大目に見ていましたが、二人はいつまで経っても仕事を始める気配がありません。
機織り機は埃が積もり、天界にはいつになっても新しい布は届きません。
牛たちも、やせ細って次々に倒れていきます。


業を煮やした天帝は、とうとう二人を引き離し、これまでのように、天の川の東と西に別れて住まわせる事にしました。
そして、
「心を入れ替えて一生懸命仕事をするのなら、一年に一度、七月七日の夜に天の川を渡って会うことを許そう。」
と申し渡しました。


二人は、会えない寂しさを、仕事に精を出す事で紛れさせ、一年に一度の逢瀬を心待ちにするようになりました。
ところが、待ち焦がれた七月七日に雨が降ると天の川の水かさが増えて、月の舟人は舟を出してくれないので向こう岸に渡れなくなります。
お互いに切ない思いを交わしながら、川面を眺めて涙を流すのでした。


いつの頃からか、七月七日に雨が降ると、そんな二人を見かねて何処からともなくかささぎの群れが飛んできて、天の川で翼と翼を広げて橋となり、織女を牽牛の元へ渡す手助けをしてくれるのだそうです。

これは有名な七夕伝説を少しアレンジさせてもらいました。

七夕は本来、天保暦の7月7日に祝われていたものです。
現在、日本では、七夕祭りというと、7月7日、8月7日、旧暦の7月7日(今年は8月19日)の3種類があります。
これは、明治6年に天保歴から西洋式の太陽暦を使うようになったためです。
新暦で7月7日では、これまでと一ヶ月ほども早くなってしまうことから、梅雨の真っ最中で、二人が会えないことを心配してか、1ヶ月遅らせて8月7日にするところも多いようです。

今日は、日本全国的に、お天気があまりよくないようです。
天の川の水かさが増しても、月の舟人は舟を出してくれるでしょうか。
それともかささぎが翼をつないで橋渡ししてくれるのでしょうか。

どちらもダメなら、8月の七夕まで待ちましょうか・・・・。

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