はしかの流行

関東を中心に、また地方都市でも麻疹の流行があります。
子供たちの流行では一部学校閉鎖になっているところもあります。また、大人の麻疹の発症もあり、とても注意が必要です。

今回、麻疹に罹っている人をみてみると、麻疹の予防接種を受けているケースも相当数あるようです。これは、予防接種が無効なのでは?という事ではありません。次のような理由が考えられています。
1.そもそも1回目の予防接種で何らかの理由で抗体ができなかった。
2.子供の頃の予防接種で、一度抗体が出来たものの、その後、麻疹に接触する事がなかったため、抗体産生の免疫力が低下した。


今回の集団発生で、まだ麻疹の予防接種を受けていない1歳未満の子供への感染も大変心配です。もし周りで、麻疹の人がいて、子供がまだ予防接種を受けていないということなら、早急に主治医の小児科医とご相談ください。
また、予防接種を受けて相当年数経っている方は、抗体産生能力が低下している事が考えられますので、再度予防接種を受けられることをお勧めします。
これは、現在、麻疹・風疹混合ワクチンが2回接種になったこととも関係があります。今の小学校一年生の子供たちは、麻疹と風疹の予防接種は2回受けていることになっています。でも2年生以上は制度の関係上、1回接種のみです。1年しか違わないのに、それでいいはずはありませんよね。任意接種で、自費とはなりますが、受けておかれたほうがいいと思います。

最後に麻疹の症状について書いておきます。
麻疹は、麻疹ウイルスによって引き起こされる病気で、感染の約10日後に、38℃程度の発熱やかぜ症状(咳・鼻水・目の充血)がはじまり、2~3日発熱が続いたあと、39℃以上の高熱とともに発疹が出現します。脳炎を発症することもあり、また、全身の免疫力が低下するため、肺炎、中耳炎などを合併することもあります。
 最近、一度ワクチン接種を受けた人の中から、典型的でない症状の麻疹が報告されています。修飾麻疹といわれ、潜伏期間は通常より長い傾向のようです。麻疹と診断するのが難しい場合があり、対応の遅れから感染拡大につながる可能性があり、注意が必要です。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

  • 大人で増えている「はしか」にご用心

    Excerpt: 「大人で増えている「はしか」にご用心」という今日の記事より。(引用記事は、下部に掲載)  大人のはしかが増えているらしい。そんなニュースを初めて聞いたのは今年の2月あたりだったが、先日のニュース.. Weblog: 今日のニュース racked: 2007-05-18 19:18
  • はしか 福岡・北九州・筑後地区で確認?

    Excerpt: 福岡県で5月23日、今年初めて、はしかの感染者が確認されました。福岡、北九州、筑後地区だそうです。県の担当者によると、今年は大流行するかもしれないということ。感染者が身近にいたり、これまで感染したこと.. Weblog: 福岡シティ情報バンク racked: 2007-05-26 01:04