オリンピック聖火リレー

チベット問題、中国の人権問題に端を発して、オリンピックの聖火リレーが大変な事になっています。今月26日には、日本でも長野県で聖火リレーが予定されており、何事も起きなければよいけど・・・・と心配しています。

今回のチベット騒乱が起こった経緯ももちろん慎重に議論されるべきものだとは思いますが、何よりも、今回の騒乱に対する中国のKYな対応は避難されるべきものだと思います。
事実を全く報道せず、逆に自分たちに有利なように報道する。そして悪いのは自分たちではない・・・・。
ここまで事が大きくなると中国国内でも報道管制が解かれて、チベットの問題やオリンピック聖火リレーのニュースが国民に知らされているようです。
それに対する中国国民の間のネット上の意見は、『聖火リレーを妨害するよう仕向けたチベットが悪い』といったものが主流だというのも考えさせられます。

これらは全て
中華思想

からきた極端な愛国主義によるものと考えられませんか。
『中華思想(ちゅうかしそう)とは、中国(中華)が世界の中心であり、その文化、思想が最も価値のあるものとし、漢民族以外の異民族の独自文化の価値を認めず、「化外の民」として教化の対象とみなす思想。華夷思想ともいう。』
Wikipediaより引用
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E8%8F%AF%E6%80%9D%E6%83%B3


話は変りますが、
私は、アメリカのニューヨークに留学していましたが、その際、一番最初についた直属の上司というのはアメリカの永住権を取得した50台の前半の中国人研究者でした。
アメリカで10年近く生活しているのに、英語は片言しかしゃべれず、その片言の英語も文法も発音もめちゃくちゃで、コミュニケーションをとるのが大変でした。
でも一番困ったのは、彼の中華思想でした。
二言目には、『中国は研究などでは今は他の国から後れをとっているけど、中国人はどの国も人よりも賢くて勤勉だからあっという間に追い抜いて、中国がトップに立つはずだ』と口癖のように言うのです。
それなのに、彼と一緒にはじめた実験はことごとく失敗!! 研究初心者の私は何がどうおかしいのかさっぱりわからず、他の研究者の友人に相談すると、彼の研究の手技が根本的に間違っているとの事・・・・。もうため息でしたよ。
彼のプライドを傷つけないように、手技の間違いを訂正して、とりあえず成果が出てきたな・・・と思ったら、彼のとった態度に唖然としました。
研究室のトップに、私の手技が未熟だから、成果が出るのに時間がかかったと報告したのです。信じられないでしょう・・・・。
実は研究室のトップと私の日本のボスは知り合いで、その伝手で私はその研究室に留学していた(中国人の彼はそこまでは知らなかったようです)ので、ボスは私を部屋に呼んで、このことを教えてくれたのです。
さすがの私も怒り狂いましたよ!! 
留学とは名ばかりの遊学みたいな気分で来ていた私でしたから、研究の成果を自分のものにしたいなんて気持ちはサラサラない訳で・・・・。
でも、この人とは一緒に仕事はできないと思いましたね。

また別の怖い中国の話ですが・・・。
日本に戻って大学院に行っていた時の事ですが、中国の留学生とまた一緒に仕事をする機会がありました。彼女は、結構クールに自分の国を見ているところがあって、こんな人もいるんだと、私の中国人観を変えてくれた人です
その彼女とは、エイズウイルスを使っての研究をしていました。そして彼女がビザのこともあって一時帰国する際に、「自分がエイズに罹っていないか検査して欲しい」というのです。
研究室での管理は厳重ですので、ウイルスを扱ったからといって感染することは100%ない事は彼女が一番よくわかっているのにも関わらずです。
事情を聞くと、外国から帰国する中国人は入国の際に血液検査をされる(10年以上前の事で、今はどうか知らないですよ)そうなんです。またその採血の手技がへたくそな事もぼやいていましたが・・・・。それよりも、当時はエイズの蔓延が一番懸念されていた頃なので、必ずエイズにかかっていないか検査されるというのです。陰性であれば知らせを受け取ることはないけれど、陽性だった場合は
『国によって人知れず連れ去られて、闇に葬られる』
なんて言うんです
単なる噂かもしれませんが、良識ある中国人の間では、みんなが言っている事というんですから・・・・。

中国の人みんなが問題だとは言いません。
でも、私たちの常識が通じない国であることは間違いないようです。
オリンピックを開催する事で、私たちと同じ価値観を持ってくれるようになったのかな・・・・と願う気持ちが間違いでなかった事を祈っています。

この記事へのコメント

うつうつ胃
2008年04月12日 23:02
中国というのは、恐ろしい国です。天安門事件の夏、北京・西安に行きましたが、国民に事件そのものが知らされていませんでした。聖火リレーも、あれ程各国で抗議行動が起きているのに、国民には「大成功」と報道されています。文革で抹殺された知識人の知人の話は、アウシュビッツより悲惨です。中国人民は、いい加減に現実を認識すべきだと思います。コンピュータ時代、いくら政府が隠しても、隠し通せるものでは有りません。いつか暴動が起きるだろうと思ってましたが、案の定...共産党が自分の利得を維持する国は、そろそろ内部崩壊するんじゃないかな~。
2008年04月13日 07:43
うつうつ胃先生(^^♪

天安門事件の時に、その医療現場にいたという中国人医師と話をした事がありますが、本当にすごかったみたいですね。その医師は、二日目には怖くて出勤しなかったっと言っていました。というより、二日目は警備がきびしくて、病院までたどりつけない・・・・。
うつうつ胃
2008年04月15日 22:39
「警備が厳しくて」というよりも、銃口を突きつけられて、「少しでも抵抗の素振りでも見せたら、射殺されていた」というのが本音じゃないかと思います。西安で、隣のドイツ人が兵馬俑にシャッターを切った途端、警官に殴り倒され、カメラを壊されたのを目撃したので。外国人だから遠慮していてその程度。怖かったです。
2008年04月16日 08:30
うつうつ胃先生(^^♪

先生のいわれる通りかも知れません。中国の中では裕福な部類に入るお嬢様医師なんですよね・・・・彼女(´-`).。о〇
今では、日本の生活がすっかり気に入って、帰国しそうもありません。
そうそう、フランスで聖火リレーが混乱したのはフランスが悪いという発想から、フランス製品の不買運動がはじまっているそうですね。

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