エジプト旅行記⑩ ~アブシンベル神殿~

今日は、アブシンベル神殿観光です。
ツアーを選ぶ際に、まず一番大事なポイントは、アブシンベルの観光があることでした。
それぐらい楽しみにしていたので、2:30のモーニングコールより1時間も前からおめめはパッチリです
荷造りして、チェックアアウトは済ませて、ホテル出発3:30
全くもって、これ以上はありえないと言うほどの過酷スケジュールです。
アブシンベル神殿までは、ヌビア砂漠をひたすら走ります。
ここでも、護衛つきで、コンボイによる移動です。
そんなに治安が悪かったっけ?って平和ボケした日本人は思ってしまいますが、
『エジプトに対する渡航情報(危険情報)』
は発令されたままなんですよね・・・・。
銃を持った観光警察を見るたびに考えさせられてしまいます。

バスの中では、ひたすら寝ないといけないとは思うのですが、案の定のビュンビュン飛ばしてのカーチェイスなので、怖いのと揺れるのと、シートが狭いのとで眠れないんですよね。
仕方がないので、何もない砂漠の景色をボーと見ながら、日本から持っていった缶コーヒーで目覚めの一人モーニングコーヒー
暖かいと良かったんだけど・・・・。
きれいな日の出も鑑賞し、気がついたら、しっかり日が昇っていました。

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バスの中で朝ごはんを頂くのですが・・・・。
あの素敵なホテルの朝の美味しいビュッフェをとても想像できないほどの貧弱なもの・・・・。
マンゴージュース、デニッシュ3種、カチカチのコッペパン、クリームチーズ、ジャム、バター、ゆで卵
これらが、小さいペーパーバッグに無造作に入れてあります。
暖かいオムレツが食べたい!!
パンも軽くトーストして、ハムとチーズをサンドしてかぶりつきたい!!
何よりも温かいコーヒーにミルクたっぷりでホッコリしたいよ!!

と言っている間に、走ること約4時間で、アブシンベルに到着。

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アブシンベルには、大神殿と小神殿の二つがあります。
大神殿は、ヌビアの地をこよなく愛し、このアブシンベルの地に神聖な力を感じ取ったラムセス2世が、自分の力を誇示し、また内なる力を高めるために造ったと言われています。
小神殿は、ラムセス2世がこの世でまた来世でもずっと永遠に愛し続けると誓った第一王妃ネフェルタリのために造られました。ネフェルタリがラムセス2世の身代わりとなってのろいをかけられた際、この神殿に引きこもって、王妃としての役割を果たすために、また愛するラムセス2世のそばにいるために、のろいと内なる戦いを挑んだと言われています。

まずは大神殿のほうから見学します。

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ラムセス2世の巨像が4体出迎えています。

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1体は崩れて、頭の部分が足もとに転がっています。移転の際に修復することも可能だったそうですが、そのままの状態を保って移されました。4体とも微妙に表情が違うのですが、どれもこれも素敵ないいお顔です。
入り口のレリーフもきれいな状態で保存されています。

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神殿の中、大列柱室の壁には、ヒッタイトとの「カディッシュの戦い」でラムセス2世に太陽神が乗り移ったかのような超人的な戦いぶりを描いてあったり、シリアやヌビアとの戦争の様子も書かれています。

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至聖所には太陽神ラー・ホルアクティと、神格化されたラムセス2世、王の守護神アメン・ラー、宇宙の創造神プタハの神像があります。

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この至聖所には年に二回、朝日がまっすぐに入ってきて、プタハ以外の神像に光が差します。プタハは闇の神なので、光が当たらないそうです。。。。
その二日とは、ラムセス2世が生まれた日と没した日の2月21日と10月21日。
移転の際にどこでどう計算を間違ったのか、1日ずれて今は2月22日と10月22日になってしまったそうです。

次は小神殿です。

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ネフェルタリの像をそれぞれ左右の真ん中に据えて、ラムセス2世の像にはさまれ、守られるようになっています。
足もとには王子や王女の像も刻まれています。

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神殿の中は、ネフェルタリやラムセス2世のレリーフに溢れていて、とっても素晴らしい!!
なんだかとっても二人の軟らかい愛情が感じられます。

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アブシンベルに宿泊して、ライトアップされた音と光のショーは素敵らしいです。

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この次があるなら、絶対アブシンベルに宿泊して、音と光のショーを観たい!!

こんな素敵なアブシンベル神殿ですが、実は移転されたものなんです。
アスワンダムによってできたナセル湖に沈んでしまう運命にあったんです。
一度は沈めてしまおうという決定が下ったそうなのですが、ユネスコが救済キャンペーンを張り、神殿を細かいブロックに切り分け、そなままの状態で移転する計画となりました。

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ユネスコさん、ありがとうございます。
沈められていたら、私たちの目にはもう見ることはできなかったんですよね・・・・。

今日はこの感動だけで、胸がいっぱい
エジプト旅行記⑪に続く

この記事へのコメント

ならこ
2008年09月13日 12:54
エジプト強行軍、続きますねえ。一体いつ寝たの?と言いたいくらい。そこまでしてでも見たいと思うのがエジプトの魅力なのでしょうね。
2008年09月13日 15:58
ならこ様(^^♪
この強行軍を耐える心の支えは、愛するラムセス2世様 の足跡を追いたいのその一念(≧∀≦)
でもどんなに疲れていても、思いもかけない規模の遺跡を目にすると、感動の嵐です。
是非是非、ならこもエジプトへ行ってみてくださいませ。
うつうつ胃
2008年09月13日 18:31
コメント忘れてひたすら旅行記楽しみにしておりました。私も、エジプト行きを計画したこともあったので。
夜討朝駆けの強行軍も、単調な?食事もなんのそのって思わせる魅力がありますよね。アブシンベル神殿がダムの底に沈みそうになった時は、本当に心配しました。無事な姿を確認できて、ほっとしています。
世界遺産級の古代遺跡は、脚を踏み込んだら、絶対ハマります。体力と時間の許す限り。。でも、旅行記録の整理って大変。魔子Drの旅行ブログ、すご~い!!!
あやのすけ
2008年09月14日 12:15
ん~!!やっぱり体力いりそうなエジプト!
そしてやっぱり護衛つきで移動なんですネ!?
まだ治安がいまひとつみたいなので流石の私も中近東やアフリカはツアーかな?って、、、。

あ~!!でもでもやっぱりそれでも行きたいエジプト!
そしてもちろんはずせないアブシンベル神殿☆
こんな素晴らしいものを沈めてしまわなくてホントよかった~♪
NYのMETにあるデンドゥール神殿もアスワン建設の際に水没する運命にあったものを費用はMET&アメリカ持ちで移設したんですよね!
2008年09月15日 11:22
うつうつ胃先生(^^♪
時には、外国の人たちのように、1ヶ月ぐらい休暇をとって、のんびりと気の向くままに観光をしながら外国での生活を楽しむような旅行がしたいと願うこともあります。
でもね・・・・。
せっかちな私には無理でしょうね。
2008年09月15日 11:28
あやのすけ様(^^♪
私の偏見かも知れませんが、イスラム圏って、なんか過激な感じで怖いんですよね。だから、個人で行くのはちょっと躊躇してしまいますよね。
今度のお休みの旅行は、娘の希望でイギリスの予定なのですが、ツアーにするかどうか迷っています。勝手にいろいろ連れて行ってくれるツアーは楽で良いんだけど、時間の自由が利かないしね・・・・。

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